葬儀屋 独り言

葬儀について、一般葬、家族葬、仏事、日々の気づきなど、葬儀の仕事をする中でご縁を頂きお手伝いする中で、固定観念にとらわれずご当家と向き合える葬儀屋で居るために、ご協力よろしくお願い致します

葬儀屋になったきっかけは...

 

endingkun.hatenablog.com

 

第2話、前回の続きです

しばらくはただの知り合いでした

電話番号は教えてもらえたものの、ただの知り合い程度の関係でした。彼女には当然彼氏もいて当時の自分には高嶺の花って感じでした。かたや売れないホストで、彼女は有名クラブのホステスでした。そんな二人が釣り合うはずもなく、彼女は3つ年下でしたが明らかに自分の方が、金も無いし、立場もかなわないというのが現実でした。

なんとか彼女に釣り合う男になりたい!

そんな関係の中、ただ、ただ、彼女に男として認めてもらう事が、当時の自分の目標となっていました。彼女に釣り合う男とはホストとして大成して売れっ子ホステスだった彼女に、ただの知り合いから、気になる男になるには、彼女と同じ目線に立つ事しかないと考えたのです。人というのは不思議なもので明確な目標が出来ると、努力も惜しまないし、自分で考えているよりもはるかに成長出来る事を、この時、初めて実感しました。それからの自分はホストとして、とにかく成長できたと思います。半年位で在籍していた店で指名を伸ばし、気づいた時には前回書いた店のNO.1のロン毛の美形ホストを指名本数でも売り上げでも圧倒できる程になる事が出来たのです。

それから程なく、ホステスがアフターで連れて来てくれて、応援してくれていたある男性のお客様より、ホストクラブを経営したいので、そこの代表にならないかと声をかけられました。正直、自分につとまるのか、不安でした。

そんな時に彼女に相談したのでした

二人の関係は全く進展してませんでした。店に呼んだ事もなく、たまに電話するくらいでした。彼女に付き合ってる男がいたのも聞かされていたし、まだ口説く自信もありませんでした。ただ、知り合って少しした時に、一つだけ伝えておいた事があったのです。それは『自分に自信持てるようになったら、話し聞いてほしい』 と!ただこの時点では、まだ自分に自信などありませんでした。単純に店をやらないかと誘われ、ビビってただけだと思います。自然と彼女に相談していた自分がいたのだけは覚えています。そんな自分に彼女は(チャンスじゃん、ダメならダメでその時またやり直せばいいだけだよ)簡単に言われました💦この言葉で迷いがなくなりました。こうして雇われではありましたが、ホストクラブの代表となったのでした。

ついに二人の関係が

彼女の言葉に勇気づけられ、ホストクラブの代表となりました。店の準備の期間彼女との電話も増え、距離もグッと近くなってたのを思い出します。開店前日、彼女から電話があり、開店祝い楽しみにしててと言われました。彼女と知り合ってから1年以上たっていたと思います。その間、一度も店には飲みに来いとは誘いませんでした。ホストをしている中で、惚れた女は客としては呼びたくなかったし、色営業だと誤解もされたくなかったので。  そして店のオープンの日がやってきました。その日の営業内容はあまり覚えていません。そんな事より衝撃的な事があったので。閉店時間も迫ってきた頃でした、今まで一度も自分の店には呼んだ事もなかった彼女が現れたのは...!

正直戸惑いました。それと同時に嬉しかったのも事実です!自分は断ったのですが彼女はお祝いだと言ってドンペリを入れてくれました。その後、お客様も徐々にお帰りになり、気づいた時にはスタッフも帰り、店には彼女と自分2人だけになっていたのを覚えています。彼女は自分に言いました。(私に話しあるんでしょ?)と...まだ、自分自身に自信を持てるようになってたわけじゃなかったですし、彼女に彼氏いるのも以前聞いていたのですが、この流れの中自分の気持ちを抑え込む事は無理でした(俺と一緒にいて欲しい)そう彼女に伝えました...

 

この時の自分はまさかあのような形で、彼女が自分の前からいなくなるなんて想像もできませんでした....

 

本日はここまでにしておきます。最後まで読んで頂きありがとうございました